毎日新聞によると、神奈川県の国公私立の小中高でのいじめの認知件数は、前年度と比べて1093件増加の4673件だったそうです。今月4日に県教委が発表した「2010年度の児童・生徒の問題行動調査」の結果からわかりました。
いじめの認知件数は、公立の小中高と特別支援学校を合わせて4500件(前年度比920件増)で、このうち2852件は年度内に解消したとのこと。
不登校では、小中学生は公立で9802人(同17人減)、私立で284人(同17人増)、国立で16人(同1人増)、高校生も私立では507人(5人増)と大幅な増減はないものの、高校生の公立は3311人(同916人増)と急増。これについて県教委は、病気やその他の理由で長期欠席扱いとしてきた生徒を不登校と認識することが広まってきたとしている模様。また、暴力行為は全体で7347件(同1242件減)と2年連続で減少し、自殺者数は公私立の小中高校で3人(同5人)だったそうです。
なお、神奈川県の不登校児童・生徒数は1万102人(同1人増)と5年連続で全国最多。今後も不登校解消のための対策が必要となりそうです。